
女性の美意識は高まる一方きになる部分はどんどん出てくる!
女性を美しくする美容の分野は、さまざまな器具や方法が開発され続け、テレビや雑誌でも次々と新しい技やアイデアが紹介されています。
最近ではエステや美容整形もポピュラーになり、まぶたやシワなどに気軽にプチ整形を施す女性も増えてきました。こうしてひとつずつ気になるところ、嫌いなところを直していくと、キレイにしたところとしていないところの差がはっきりしてしまい、すべてをキレイにしたくなってしまうのは当然の流れだと思います。
そこで最近注目されているのが私の専門分野でもある「ラビアプラスティー(女性器の美容整形)」なのです。初めて聞いた方は驚かされるかもしれませんが、先に述べた内性器(膣)を狭くしたり、外性器(外から見える部分)の見た目をキレイにする方法です。
とくに、ラビアプラスティーを希望する人の増加に直接関係しているのは脱毛の流行でしょう。身だしなみや衛生面といった理由で、また多毛症の治療のため、昔から脱毛は世界中でおこなわれていました。技術の発達でレーザーによる永久脱毛が開発され、美意識が高い女性たちは脇や脚、腕の毛を処理し始めました。さらに顔の産毛や背中、ビキニラインなど、毛が見えるときになるところはすべて脱毛するようになったのです。
そうして他人に見える部位をすべて脱毛した女性たちが次に目を留めたのは、"Iライン"と"Oライン"のVIO脱毛です。Iラインは大陰唇(性器の一番外側にある脂肪がつき盛り上がった左右一対一の部分)から小陰唇(膣口の両側にあるビラビラとした部分)の両脇部分。Oラインは肛門のまわりのことです。欧米人の間では、すでに陰部の毛の処理はほぼ常識的におこなわれています。それを知った女性たちは最先端の美容としてこれを取り入れ始めました。
全身脱毛で隅から隅までキレイにしたら黒くて汚い女性器が見えてきた。

美しさに強いこだわりをもった女性たちがこうして身体の隅から隅まで脱毛したところ、いままで毛に隠れてよく見えなかった女性器がその姿を現しました自分の身体でありながら、手や足と違ってじっくりと見る機会の少ない女性器。
脱毛の効果を確認しようとチェックをしたところ、目の前に現れたのはリアルな女性器だったのです。美を極めてきた自分にこんなに汚くグロテスクな部分があるとは思わなかったと、クリニックに来る女性たちは驚きを隠せないようでした。そして、その存在が許せないという美意識の高い女性がラビアプラスティーを求め始めたのです。
実際クリニックの患者さんで多いのは、自分自身の美しさを仕事にしているモデルさんや女優さん、それからアパレル関係や美容師など、人に美しさを与える仕事をしている方たちです。いずれも高い美意識が求められる職業に就いていることが多いです。このような女性はメイクやファッションのセンスも抜群、見た目も美しい方ばかりです。
つまり、スタイルや顔、ヘアなどを美しく整えた女性たちの美を追求するというあくなき向上心が、当然の結果としてラビアプラスティーにたどり着いたのです。
日本もいまや美容整形大国!?さらなる美を追求して女性器を整形
日本のみならず、海外では美意識が高い女性を中心にラビアプラスティーがおこなわれています。顔や身体の美容整形をこなっている女性ほど美を極めたいという気持ちが強く、ラビアプラスティーに対する抵抗感もないため、美容整形がポピュラーな国ほど早くからこうした施術は注目されてきました。日本でも近年、二重まぶたやバストアップなどのプチ整形をはじめとした美容整形手術が珍しいことではなくなってきました。
美容整形クリニックの数も増えて、より気軽に施術できるようになりました。日本が美容整形大国に足を踏み入れたいま、顔や身体を望む形に整えて、さらに美を極めたいと考える女性たちがラビアプラスティーに向かうのは、ごく自然な流れともいえるのです。